火災の有無を確認
煙、炎、焦げ臭さ、熱、火災警報、避難放送を確認します。判断できない場合は火災として行動します。
火災による作動なのか、衝撃・工事・地震などによる破損なのかで、最初の対応は大きく変わります。避難と119番通報、二次被害防止、非火災時の止水、ヘッド交換、設備復旧まで整理します。
火災、煙、焦げ臭いにおい、原因不明の警報がある場合は、スプリンクラー設備を止めようとせず、人命安全を優先してください。火災ではないことが確認できた場合に限り、建物で定めた手順を理解した管理者・設備担当者が止水とポンプ停止を進め、専門業者へ連絡します。一般のテナント担当者が自己判断でバルブやポンプを操作することは勧めません。
FIRST RESPONSE
水を止めることだけに集中せず、人命、火災、電気、天井、床の安全を同時に確認します。
煙、炎、焦げ臭さ、熱、火災警報、避難放送を確認します。判断できない場合は火災として行動します。
放水直下、濡れた床、天井材の膨れや垂れ下がりがある場所へ近づけないようにします。
照明、分電盤、コンセント、OA機器、エレベーター、天井落下、床の転倒危険を確認します。
建物管理者、管理会社、警備会社、防火管理者、設備担当者へ発生場所と状況を伝えます。
発生時刻、場所、警報表示、ポンプ音、放水状況を安全な位置から写真・動画で記録します。
消防設備の施工・点検業者へ、ヘッド交換、配管確認、警報・ポンプ復旧を依頼します。
FIRE OR NON-FIRE
設備を止めず、避難・119番通報・消防隊への情報提供を優先します。
止水、ポンプ停止、専門業者への連絡、代替消火対策を並行して進めます。
天井内や別区画で火災が起きている可能性、熱源によりヘッドが作動した可能性もあります。火災ではないことが確認できるまでは、安易に設備を停止しないことが重要です。
NON-FIRE WATER CONTROL
横浜市消防局は、火災でないことを確認した上で、漏水系統の制御弁閉止、ポンプ停止、施工・点検業者への連絡、停止中の別途消火対策を案内しています。ただし、設備構成や操作場所は建物ごとに異なります。
建物管理者、設備担当者、警備担当者など、事前に教育された担当者が対応します。
どの階・区画・系統が停止するか、図面や標識、警報表示で確認します。
火災ではないことを確認し、建物で定めた操作手順に従います。一律の操作方法は記載しません。
ポンプが起動している場合は、設備担当者が制御盤表示と建物手順を確認します。
防火管理者、警備会社、テナント、工事関係者へ、停止範囲と復旧見込みを伝えます。
交換ヘッド、配管部材、作業員、試験、警報復旧まで手配し、停止時間を短くします。
ヘッドを布やテープで塞ぐ、物を差し込む、工具で締める、変形した部品を戻す、系統が分からないままバルブを閉める、警報を無断で停止することは避けてください。
POSSIBLE CAUSES
搬入、清掃、倉庫作業、脚立移動、背の高い什器などがヘッドに接触するケースです。
天井材、軽量鉄骨、照明、ダクト、工具がヘッドや枝管へ力を加えることがあります。
配管の揺れ、支持金物の緩み、天井との干渉により、ヘッドや接続部が損傷する場合があります。
厨房機器、ヒーター、蒸気、照明などの熱が、設置場所に合わないヘッドへ影響する可能性があります。
屋外露出部や低温区画では凍結や膨張が、ヘッド・継手・配管へ影響することがあります。
ヘッド本体、ねじ部、接続部、枝管の腐食や過去の漏水跡が関係する場合があります。
塗料、ほこり、油、装飾物などが付着すると、外観や感熱・散水に影響するおそれがあります。
天井からの水でも、空調、給排水、結露、屋上防水などが原因の場合があります。
消防庁の点検基準では、ヘッドに漏れ、変形、損傷、著しい腐食がなく、感熱や散水を妨げるものがなく、設置場所に適応するヘッドであることを確認します。破損箇所だけでなく、周辺配管・支持・警報設備まで確認します。
REPAIR AND RESTORATION
以下は施工・点検業者が行う復旧工程の全体像です。一般の方が作業するための手順ではありません。
発生時刻、原因、放水範囲、警報、ポンプ、電気・天井被害を整理します。
湿式、乾式、予作動式などの方式、制御弁、枝管、ヘッド種類を確認します。
ヘッド、ねじ部、枝管、継手、支持金物、天井との干渉、他のヘッドを確認します。
種類、温度区分、感度、取付方向、用途、既存設備との適合性を確認します。
必要に応じてヘッド交換、枝管・継手補修、支持調整、天井開口を行います。
接続部、配管、圧力、バルブ位置を確認し、異常がないことを確かめます。
流水検知、警報、制御盤表示、ポンプ、関連設備が通常状態へ戻ったか確認します。
工事区分に応じた届出・検査を確認し、写真、試験結果、図面、修繕履歴を保管します。
ヘッドは設置場所、設備方式、温度区分、感度、取付方向などを確認して選定します。内装業者や一般の方だけで交換品を決めず、消防設備の施工業者へ確認してください。
OUT-OF-SERVICE SAFETY
建物全体、階、区画、系統のどこが使用できないか確認します。
防火管理者、管理会社、警備会社、テナント、工事関係者へ伝えます。
停止中は火気作業や不要な火気使用を避け、工事内容を管理します。
消火器の増強、巡回、監視など、建物条件に応じた対策を検討します。
材料、作業員、試験、警報復旧まで確認し、停止時間を短くします。
用途、規模、所在地、停止範囲、工事内容により相談・届出が異なります。
INFORMATION TO PREPARE
ヘッド交換、枝管・継手補修、設備停止、警報・ポンプ復旧、届出・消防検査まで、分かる範囲の資料から確認します。
OWNER / MANAGER CHECKLIST
FAQ
火災、煙、焦げ臭いにおい、原因不明の警報がある場合は、避難と119番通報を優先してください。火災ではないことが確認できた場合でも、放水場所から人を離し、感電や天井材落下などの二次被害を確認して、建物管理者・警備会社・消防設備の施工または点検業者へ連絡します。
一般のテナント担当者や設備を理解していない方が、自己判断でバルブやポンプを操作することは勧めません。建物ごとに定めた手順を理解した管理者・設備担当者が、火災ではないことを確認した上で対応し、施工・点検業者へ直ちに連絡してください。
水が出ていなくても、変形、亀裂、部品のずれ、取付部への力が加わっている可能性があります。触ったり元に戻したりせず、周囲を立入制限し、消防設備の施工・点検業者に確認を依頼してください。
作動・破損したヘッドは、種類、感度、温度区分、取付方式、周辺配管の状態を施工業者が確認し、通常は交換を含む復旧を検討します。現場で簡単に戻したり、部品だけを組み直したりしないでください。
少量に見えても、配管圧力、警報、ポンプ起動、天井内への浸水、電気設備への影響が分からないため、放置は勧められません。発生時刻、場所、警報表示を記録し、速やかに管理者と専門業者へ連絡してください。
ヘッド単体の交換で済む場合もありますが、接続部、枝管、支持金物、天井材、警報・ポンプの作動状況まで確認が必要です。衝撃や地震が原因の場合は、周辺配管や他のヘッドにも影響がないか確認します。
工事区分、交換数、変更内容、建物の用途・規模・所在地によって異なります。軽微な工事として扱われる可能性がある場合でも、設置届や消防検査の取扱いは一律ではありません。担当する消防設備士と管轄消防署へ工事前に確認してください。
建物名・住所、発生場所、発生日時、火災の有無、写真・動画、警報表示、放水量、既存図・系統図、点検結果報告書、過去の修繕履歴、テナント営業状況、立入可能時間、管理会社・消防署・点検業者への連絡状況をご用意ください。
OFFICIAL SOURCES